◆目は動き続けているお話◆

視能訓練士の福森です、こんにちは
インフルエンザや風邪などが流行っています、体調には十分お気をつけ下さいね。
 福森
今回は、日常では気付かない目の動きについて、お話します(´∀`)

目というのは、実は完全に静止しているときはありません。
止まっている物体をじーっと見ているときも、自分では気付きませんが
ランダムに細かく揺れ続けています。
これを「固視微動(こしびどう)」と言います。
目
固視微動が起こっているのには理由があります。
目は、眼窩(がんか)という空洞に浮かんでいるのですが、
その浮かんでいる目の方向を一定に保つ為、また網膜に映る像を
鮮明に保つ為に固視微動は起こっていると考えられています。

目は動き続けているので、網膜には実際には常にぶれた像が
映っていることになります。
しかしそのブレを脳で補正することにより、今見えているような
鮮明な状態になるのです。
細かく動くことで鮮明になる…何か複雑ですね…。
eyegakugaku2s[1]
では、この固視微動を止めてしまうと、どうなると思いますか?
もっとはっきりした像が見えるんじゃないの?と思いませんか?
そうではありません。
固視微動を止めてしまうと(意識的に止めることは不可能ですが…)
網膜には静止状態の像が映ることになりますが、
すると数秒から数十秒で外界の像は崩れてきてしまい、
ものが見えなくなってしまいます。
目が細かく動いていることは、私たちの今のこの見え方を維持するのに
必要不可欠なことなのです!

これを見てください:smile:
脳の働きをだましたことで見られる、錯視です。
ジター錯視
この像も、固視微動により本当は網膜には揺れている像が映っているのですが、
周りを回転している点滅部が脳の補正回路を一時的にだましてしまう
働きを持っています。
そうすることで、回転を止めたときに中心部が揺れて見えるのです。

日常生活を過ごしているだけでは、このような固視微動を
感じることは出来ません。
しかし、この細かい動きがあるおかげで、私たちは鮮明な世界を
見ることが出来ると思うと、固視微動に感謝しなければいけませんね(*^ω^*)

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