◆こどもの眼帯のお話◆

こんにちは、視能訓練士の福森です。
福森

急に寒い日が続いていますが、体調など崩してはいませんか?
毎年風邪をひいてしまう私ですが、今年は例年以上の入念な手洗いとうがいで
乗り切ってきています(・∀・)

今回はこどもの眼帯について、お話します。

眼帯は、目の病気・怪我を保護するため、手術後の目の感染防止、また斜視・弱視の治療・訓練に用いられます。
大人の方には特に問題なく使っていただけるものですが、こどもに対しての眼帯は要注意です。

こどもは毎日の生活の中で外界から非常に多くの情報を得ています。
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この情報を脳で処理し、行動に反映させているのですが、五感の中で70%もの情報量を占めているのが「視覚」です。
視覚の成長期に毎日、いろいろなものを見て、目の神経や細胞が成長した結果、視力1.0やそれ以上を得ることが出来るのです。

しかし、この視覚の成長期に成長を妨げてしまったらどうなるでしょう。
眼帯を数日間はめて過ごしてしまうだけで、外界からの刺激が遮断され、急激に視力関係の細胞が衰退して萎縮してしまいます。
成長はじっくり長い時間がかかるのに、衰退するのは非常に早いのです。
このように細胞が衰退、または発達せずに視力不良を起こしている状態を「弱視」と言います。
(ここまでは以前、お話したことがあるかと思います。)
眼帯や白内障(こどもでも白内障になってしまう子もいます)、眼瞼下垂などで起こってしまった弱視を「形態覚遮断弱視」と言います。

いったん弱視化してしまった目から元の視力を取り戻すのは大変です。
相当な時間と訓練が必要になり、また訓練をしたからと言って必ずしも全員が元の視力を取り戻せるとは限りません。
大人になりいったん視力の細胞が成長しきってしまえば、眼帯を数日はめているくらいでは視力は落ちません。
緊急時の場合を除いて、むやみにこどもに眼帯をすることは絶対にやめてください。
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例えば、
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・ボールが目に当たって痣が出来て格好悪いから
・目をよくこすり荒れてしまった、これ以上こすらないように
・友達がつけていて格好良いと思ったから
などの理由で数日にわたって眼帯をつけている子、またはつけさせている保護者の方はいませんか?
絶対にやめてください。
大げさではなく、成長期の目に眼帯を長期にしてしまうことはこどもの視力を一生奪ってしまいかねません。
こどもへの眼帯は眼科医の指示のもと、行うようにしてください。

ケガなどが見えると美容上恥ずかしい、などという気持ちも分からなくもないですが
こどもの一生を考えると、眼帯をしてしまう方がよっぽど怖いと私は思います。
医師の指示なしに眼帯をつけることは避けるよう、お願い致します。

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