プラスチックレンズのコーティングのお話☆その2
その1でご紹介したように、コーティングにはさまざまな種類があり、
一枚のレンズに何層ものコーティングがかけられていることがあります。
レンズのコーティングはとても繊細なものです。
その性質をよく理解して、正しい取り扱いを知っておきたいものです。
お風呂に入るとき、メガネを外すとまわりが見えなくて、滑って転んでしまいそうで
怖いですよね。
でも、温度・湿度の高いお風呂にメガネを持って入っても大丈夫なのでしょうか?
答えはNO。
温めてしまうと、コーティング部分にシワが寄ったり、
ひび割れができてしまうことがあるんです。
これは、コーティングとレンズの「膨張率」が関係しています。
「膨張率」とは、熱を受けたとき、レンズやコーティングの物質そのものが膨張する
大きさのことです。
レンズ本体とコーティング面では両方の膨張率が異なるため、
特に、メガネを湯船に入れたり、サウナに持ち込むのは絶対NGです。
お湯で洗うのも避けてください。
また、お風呂のように温度が高い場所は、 レンズだけでなくフレームにも影響が
でることがあります。
例えばセルフレームなどは、お湯をくぐるとツヤがなくなってしまうこともあります。
同じ理由で、夏場の日中温度が高くなる車のダッシュボードなどに
メガネを置きっぱなしにするのもだめです。
レンズもフレームも、お風呂は大敵。温泉地の露天風呂に入ったりすると、
ついつい周りの景色見たさにメガネを持って入りたくなりますが、
そこはぐぐっと我慢してくださいね。
もしメガネが濡れてしまったら、なるべく早めに拭く。これが鉄則です。
水に濡れてしまうとどうしてもレンズに水垢が付いてしまいますが、
この水垢をそのまま放置しておくと、跡が取れなくなってしまうこともあります。
またレンズの汚れが激しい場合は、水で流したあと中性洗剤を薄めて洗うのが
よいとされていますが、現在汚れ防止コートされているレンズに関しては、
それも必要ない場合があります。
なぜなら、洗剤の成分がコーティングを劣化させてしまうことがあるからです。
プラスチックレンズに化学製品・薬品がついたまま放っておくと、
シミとなって取れなくなったり、コートがはがれたりします。
例えば、カビ取り剤、アルカリ性や酸性の洗剤、整髪料、毛染め剤、
パーマ液などが付着したら、
すぐに水洗いしてから良くふき取りましょう。
ご自身のレンズがどんなコーティングをされているのかをしっかり確認し、
どんな手入れ方法がそのレンズに一番適しているのか知っておくことが
大事ですね。
ふだん何気なくかけたり外したりしているメガネのレンズ。
コーティングによってこんなにたくさんの機能がついているんですね。
大事なメガネのレンズを守るために、コーティングは進化 しているようです。
コーティングを上手に活かして、
より快適な視生活を送ってみてはいかがでしょうか。
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2009/12/12 Category: 最近の出来事




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