◆マリオット盲点のお話◆

こんにちは、視能訓練士の福森です。
明日はバレンタインですね☆
今年もおいしそうなチョコがたくさんで、目移りしちゃいますね 😳

今日は「マリオット盲点」についてお話をしてみます(^ω^)

まず、下の図を画面と顔を平行にした状態で、両目で見てください。
画面と顔の距離は50cmくらい離してくださいね。

次に左目を閉じて、右目で赤い丸を見つめてください。
(右目を閉じる場合は左目で青い星を見つめてみてください。)
それから、画面との顔の距離をゆっくし少しずつ近づけてみてください。
…どうです?右側にある青い星が消える場所がありませんか?
(消える場所は人によって違います)
そこがマリオット盲点と呼ばれる場所なのです!!
「うっかりして気付かなかった、盲点だった…」などと日常でも使う「盲点」
これはこのマリオット盲点から派生した言葉です(・∀・)

盲点では物を見ることが出来ません。
先ほど体験していただいたように、物は視界から消えたように見えます。
では、なぜ盲点では物が見れないのでしょうか。

マリオット盲点は網膜の「視神経乳頭」にあります。

右端の白っぽくて丸い部分がそうです。
ここは眼の神経である、視神経の集まった場所でもあります。
網膜には映像や光を感じ取るセンサーの役割をする細胞が分布していますが、
視神経乳頭にはその細胞がないのです!!
よって視神経乳頭に集まった光は信号として脳まで届くことがなく、
脳内では「見えない」と認識されてしまうのです(・д・)…

この盲点、1m離れて物を見る時、直径8cmほどの円に相当します。
8cmって結構大きいですよね?
何で普段生活していて、このマリオット盲点に気がつかないのでしょうか。

実は、マリオット盲点に対応する視野情報は、その周辺の情報によって
補完されているからなんです。
上下左右の像から判断して脳が勝手に虚像を作り出し、この虚像により
私たちは見えない点に悩まされることなく生活出来ているわけです♪

どれだけ視力が良い人でも、必ず存在するマリオット盲点。
皆さんも一度、実感してみてくださいね(´∀`)
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