視野のお話☆

おはようございます、視能訓練士の福森です(’∀’)
本日は「視野」について、ちょこっとだけですがお話させていただこうかと思います。

皆さんは「目が悪い」というと「視力が悪い人」を思い浮かべませんか?
視力が悪いと遠くの物が見づらかったり、近くの物が判別出来なかったり、
生活していく上で困ることがたくさんあると思います。
(私も視力はとても悪いので気持ちはよく分かります…)

しかし「視野」が悪い人も日常生活を営む上で大変困ってしまうのです(´・ω・`)
「視野」とは、「ある1点を見た状態で見える範囲」です。
視野が悪いと例えば歩いていて物にぶつかったり、暗いところに行くと見えにくくなったり、また見ようとしているところが見えなかったりします。
心の病気から視野が一時的に悪くなることも多々あります。
このように、視野が悪いと視力が良くても生活に不自由をきたします。

そのような方に行う検査が静的視野検査です!
検査をすることで目から脳までの間のどこに異常があるのかを推測したり、
患者さんが実際の生活で感じている不自由さを把握します。
検査方法はたくさんありますが、大きく分けて3つありますが、
今回はうちの病院で行える静的視野検査だけにスポットを当てようと思います!!
残り2つの検査は機会があればまた…★

静的視野検査は、ある1点においてその場所がどれくらいの強さの光まで感じることが出来るかを調べます。
この検査で目の病気はもちろん、上にも書いた通り脳の病気や心の病気まで分かることもあります!!

検査自体は
①ドーム状の器械の前に座り、顎とおでこをぴったりくっつけ
②真ん中の光っているところだけをじっと見ながら←これが最大のポイント!
③その周りから出てくる光がぼんやりでも少しでも見えたと思ったらボタンを押す
これだけです!!(゜∀゜)簡単でしょ?
片目ずつ行い、それぞれ早くても5分くらいかかってしまうちょっと時間のかかる検査ではありますが…
疲れたり体調が悪くなったりしたら声をかけていただければすぐ中断することが可能です(´v`)
体勢を変えたいときなどは、動かす前に一言、検査員に声をかけてくださいね☆
まばたきは普段どおり、自由にしてください!

人間には絶対に光が見えないところもあるのですがそこにも器械は光を出します。
「今、光が見えていない…」と不安になる方もいるかと思いますが、ご心配はありません(’w’)
また、「光が見えていたのに押し忘れちゃった!」という場合もあるかと思いますが、
その際も器械が判断してまた同じ場所に光を出してくれますので、
安心してください◎

1つだけ!これだけはお願いしたいのですが…
周りから出てくる光を探そうときょろきょろしてしまう気持ちはとーってもよく分かりますが、真ん中だけを見てていただかないと検査結果が不安定になってしまいます。
先生に正しい判断をしていただく為にもご協力をお願いします!!!☆

簡単に説明させていただきましたが、本当の検査の際にはもっと詳しく丁寧に説明させていただきます!
それでも不安なことや分からないことがありましたら、些細なことでも聞いてくださいね(´∀`)

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